カンボジア×日本:KAWAII-CON 2024 リサイクル着物リメイクコンテストがカンボジアと日本の文化が交差する「KAWAII-CON 2024」にて、リサイクル着物を活用したリメイクコンテストが開催されました。わずか1ヶ月という創作期間の中で、カンボジアの若手デザイナーたちが日本の伝統的な着物に新たな命を吹き込み、江戸の美とカンボジアの創造力が融合したファッション作品が次々と誕生しました。
リメイクコンテストの舞台裏
2024年11月2日~3日、ファクトリー・プノンペンにてカンボジア人デザイナーたちに着物が配布され、コンテストへ向けた制作がスタートしました。リメイクのテーマは「伝統と革新の融合」。
約30名のデザイナーが日本国内から寄付された着物を自由な発想でリメイクし、江戸時代の伝統模様とカンボジアの民族衣装の要素を融合させた独創的な作品が生み出されました。
イベント当日には、完成した作品がファッションショー形式で披露され、デザイナーたちが自身の作品について熱く語る場面も
観客からは以下のような感動の声が多く寄せられました。
「伝統とモダンが見事に融合している」
「カンボジアのデザイナーたちの才能に驚かされた」
最優秀作品と審査員の講評
栄えある1位に輝いたのは、ラッフルズ・インターナショナル・カレッジ・プノンペン(RPP)ファッションデザイン学科の Ngoun Narocomi さん。彼の作品は、江戸時代の藍染め技法を活かしながら、カンボジアの伝統的なシルエットを取り入れたドレスで、「両国の文化を見事に融合させた傑作」と審査員から高く評価されました。
彼女のデザインは、カンボジアの建築物や夕日からインスパイアされた色彩を用い、伝統的なシルエットと着物の要素を融合させたもので、最終的にコンペティションで1位を獲得しました
審査員として、
•H.E. Ek Buntha (Deputy Director, Cambodian Ministry of Culture and Fine Arts)
•Ms.Reiko Yajima (Kimono Dressing Expert, Japan)
•Ms.Sara Zahn (Owner & Curator, Curio)
-ジェーン・クラールバージェーン・クラーバー(ラッフルズ・インターナショナル・カレッジ ファッションデザイン&マーケティング部長)
審査委員会は、デザイン性、創造性、技術力に基づいて作品を評価し、受賞者を決定した。
着物リメイクで持続可能な未来を
このプロジェクトは、日本国内でタンスに眠る着物や廃棄される着物に新たな価値を見出し、持続可能なファッションの推進に貢献する試みです。現在、日本では年間 約1兆円相当 の着物が未活用のままとなっており、本コンテストを通じて、その着物が新たな命を吹き込まれるきっかけとなりました。
JCI LAB CO.LTD.は、この取り組みを継続し、日本とカンボジアの文化交流を強化し、ファッション産業における持続可能性を推進していきます。
KAWAII-CONの今後について
KAWAII-CONは、カンボジアと日本の文化交流を深める場として、2025年以降も継続開催を予定しています。 これからも、日本×カンボジアのポップカルチャーや伝統文化を楽しめる多彩なプログラムを提供し、より多くの方々にご参加いただけるイベントを目指してまいります。
最新情報については、公式WEBサイトおよびSNSで随時発信していきます。
🌐公式ウェブサイトhttps://khmerfes-kawaii.com/
📍フェイスブック: Kawaii-Con Cambodia
📸インスタグラム:@khmerfes_kawaiicon
協賛・出展のご案内
KAWAII-CONでは、日本文化を愛するカンボジアのファンに向けて製品やサービスをPRしたい企業様のスポンサーおよび出展を随時募集しております。
また、KAWAII-CONの趣旨にご賛同いただき、共にイベントを盛り上げてくださるパートナーや団体の皆様のご参加も歓迎いたします。
問い合わせは主催者まで。