～今年のテーマは江戸！日本とカンボジア、中古着物で広げる文化交流、着物リメイクコンテスト～
2024年12月7日から8日にかけてカンボジア・プノンペンで開催されるKAWAII-CON 2024の一環として、JCI LAB CO., LTDは「着物リメイクコンテスト」を開催いたします。このコンテストでは、若いカンボジア人デザイナーが日本の伝統的な着物を創造的にリメイクし、新たな価値を生み出します。
このコンテストは、日本の豊かな文化遺産とカンボジアの活気ある創造性の融合を際立たせることを目的としています。このユニークなイベントを通じて、伝統的な日本の着物が現代的なデザインに生まれ変わり、日本とカンボジア両国の文化を反映させながら、サステナブルファッションと異文化交流を祝福します。
私たちの目標は、日本とカンボジアの友好関係をさらに強化し、両国の文化的資産を結びつけ、新たな成長と協力の機会を創出することです。
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着物廃棄問題への取り組み
日本では、伝統的な着物の廃棄処理が大きな課題となっています。文化的・歴史的価値を持つにもかかわらず、多くの着物が生活様式や流行の変化により、使われないままクローゼットに眠るか廃棄されています。環境省の2022年の報告によると、国内市場には毎年約79万8,000トンの衣類が供給され、そのうち64.5％が廃棄されています。この廃棄される衣類の中でも、特に着物は高価で文化的に重要であるため、大きな損失を招いています。2023年だけでも、日本国内で約1兆円相当の着物が廃棄されたとされています（TBSニュース、2023年）。
KAWAII-CON 2024は、「着物リメイクコンテスト」を通じて、この問題に取り組むことを目指しています。カンボジアのデザイナーたちが、これらの伝統的な着物を新しいデザインへと創造的にリメイクし、日本の伝統とカンボジアの工芸技術を融合させます。このコンテストは限られた資源の有効活用と文化財の再利用を促し、持続可能性を推進するもので、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」にも合致しています。
昨年、イオンモールセンソックシティで初開催され、7,000人の来場者を集めたKAWAII-CONは大成功を収めました。今年のKAWAII-CON 2024は、さらに規模が拡大し、よりエキサイティングな内容が期待されています。今年はアニメ、ファッション、文化交流がメインテーマとなり、その中でも特に注目されているのが「着物リメイクコンテスト」です。このコンテストは、持続可能性と文化保存への取り組みを体現しており、伝統衣装の新しい楽しみ方と再利用の可能性を広めます。
若きカンボジア人デザイナーたちは、日本の伝統的な着物を現代的な作品に仕上げ、両国の創意工夫が光るデザインを披露します。リメイクされた着物は、KAWAII-CON 2024の特別ファッションショーでお披露目され、観客に異文化融合による未来のファッションとデザインの可能性を感じさせます。
